藤田寛之から
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2020.06.17更新

もうダメだと思いました。|藤田寛之からこぼれる言葉 this week Fujita295

2020.06.17 this week Fujita 295

今年もまた誕生日を迎え、51歳になりました。SNSなどでお祝いのメッセージをいただき、ありがとうございました! またみなさんの前でプレーできる日が来るのを待ちながら、今は葛城でコツコツと頑張っています!

51歳になって最初の「こぼれる言葉」は、初優勝のときの思い出を話そうと思います。1997年9月なので23年前、僕が28歳だったときですね。
この年は下部ツアーで2試合くらい優勝したり、レギュラーツアーでも好成績を残せていて、自分でも急激にゴルフが良くなってきたなと感じている年でした。95年に弟子入りした芹澤さんに指導していただいた成果が出てきたころで、精神的にもいい状態になってきていたんじゃないかと思います。

優勝した『サントリーオープン 1997』では3日目まで14バーディ、ノーボギーで首位。よく覚えているのは、2メートル以内のパターを一つも外さなかったことです。それがあって特別な位置にいられました。
でも、最終日は大変でした。大変なんてものじゃなかったですね。「とてつもない」プレッシャーでしたよ(笑)。もちろん初優勝へのプレッシャーもありましたし、なにしろ後ろからはジャンボさんが追いかけてきていましたからね。
僕がボギーを出した12番でジャンボさんはバーディ。そこから5連続バーディで大先輩が追い上げてくるんです。もうダメだと思いました(笑)。

なんとかしのいで逃げ切るんですが、ウィニングパットを決めたときに思ったのは「うれしい!」ではなく、「もう追いかけられなくてすむ!」という安心感でした。だから優勝の実感もあまりなくて、時間が経つにつれてジワジワ来るような感じでした。終わったときに、ジャンボさんから「おめでとう」と言ってもらったのは覚えています。

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投稿者: 藤田寛之オフィシャルウェブサイト 事務局

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